英語の教材を聞いていてよく聞き取れず、トラックを少しだけ巻き戻したいときってありませんか?私はiTunesを使っているのですが、デフォルトでは細かい巻き戻しの微調整が難しいです。
5秒分だけ早送り、巻き戻しという方法は以下のショートカットで可能ですが、キーを3つも同時に押さなければいけないので非常に面倒でもあります。
Command + Option + ← もしくは →
そこで、Apple Scriptを使ってiTunesをカスタマイズし、巻き戻しを秒単位(お好み)でできるようにしました。最初の設定が少しだけ面倒ですが、一度設定すると勉強効率が一気にあがります。
1. AppleScript Editor (/Applications/Utilities の中にあります)を開きます。
※Spotlight に AppleScript Editor と入力すると該当アプリを簡単み見つけることが可能です。
以下の内容をコピー&ペーストしてください。 - 10 というのが 10秒 巻き戻しの意味になります。10秒の早送りなら + 10 と書きます。
【スクリプト内容】
tell application "iTunes"
if ((player position -10) < (duration of current track)) then
set player position to (player position -10)
end if
end tell
2. 適当に名前を付けて~/Library/iTunes/Scripts/ フォルダに保存します。上のサンプルの場合は “iTune_-10.scpt” という名前で保存しました。
~/Library/iTunes/ 配下に Scripts/ フォルダがない場合、ターミナルかFinderで Scripts/ フォルダ を新規に作成。
mkdir /Users/[ユーザ名]/Library/iTunes/Scripts
Finderで ~/Library/iTunes/Scripts/ フォルダ を見つけづらい場合、Desktopなどに一旦スクリプトを保存したあと、ターミナルで以下のコマンドを実行しても良い。
mv /Users/[ユーザ名]/Desktop/iTune_-10.scpt /Users/[ユーザ名]/Library/iTunes/Scripts
3. 次に、System Preferences を起動し、Keyboard を選ぶ。
4. Keyboard Shortcut の中の Application Shortcuts を選択し、+ ボタンを押す。
5. Application の中から iTunes を選び、Menu Title に 2. で保存した “iTune_-10” というスクリプト名。ここで保存したスクリプト名を入力しないと正常にスクリプトが動作しないので注意! Keyboard Shortcut のところで左カーソルキーを入力。(←が表示される)
6. Add ボタンを押して登録。
7. ショートカットの登録が終わると、iTunes の Window と Help メニューの間にスクリプトメニューが表示され、ここに作成したメニュー表示される。 メニューに登録したショートカットも有効で、"←" を押すだけで 10秒の巻き戻しになる。
ここで紹介した方法の環境は以下になります。
MacOS X 10.7.3
iTune 10.5.3(3)
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